海苔にいたる道
ただ水揚げされた海苔を乾かしただけでは、皆さんが慣れ親しんだ海苔はまだなりません。
店頭に並ぶような、平べったく伸ばされ包装された状態になるまでに、海苔は沢山の工程を踏みます。
多くの人達によって、海苔は出来上がっていくのです。
産地で変わる海苔の味
現在、日本全国で生産される海苔は約 100 億枚と言われています。
海苔の産地で色、つや、歯ごたえ、味、全て変わってきます。海苔は製法だけでなく海水の比重の、
違いで海苔の硬さに差が生まれます。瀬戸内海では、肉厚でしっかりとした黒い海苔が出来、
有明海は柔らかくとろける様な 茜色の海苔が出来るなど、海苔一枚といえど様々な違いがあります。
手巻き寿司などしっかり具を巻いたり少し時間を空けて食べるものや、肉厚な食感を楽しみたい方は瀬戸内海産。
醤油につけてパリッとした内にあつあつのご飯で食べたい方は有明産、なんて楽しみ方もいいですね。
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一番摘みという特別
「初摘み」または「一番摘み」や、「特」「優」などの表記に見覚えがありませんか?
実は全てにしっかりと意味があります。
一番摘みの特徴
『一番摘み』というのは、海苔網から最初に摘み取られた海苔のことを言います。
一番摘みは、やわらかく、旨味成分がたっぷりなのが特徴です。
とろけるような食感と、噛めば噛むほど甘みが増してくるので、一度食べたら忘れられない、やみつきになる美味しさです。
特と優って?
各漁協組合ごとの「プロの検査員」が 色・艶・海苔質・味をもとに、生産地や時期、 品質によって等級を決めます。 なわた海苔では、「一等」「二等」、更にその上のランクである「特」と「優」も取り扱っています。 「特」は一等級よりもさらに上で、「優」は「特」よりもさらに上の最高級海苔をさします。 厳選に厳選を重ね、品質、味、香りも市販で売っているモノとは全く違う逸品です。
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海の恵みがつまった、自然の栄養食
海苔の栄養を馬鹿にしてはいけません。海苔はご飯の消化を助け、
朝のエネルギーチャージに役立ってくれる食品です。
健康、美容、ダイエット、おやつに
海苔は12種類ものビタミン群とカルシウム、食物繊維、鉄分などをバランスよくふくんでおり、中でもビタミンB2は糖質を効率よくエネルギーに変える働きがあります。
エネルギー源である糖質や脂質は、そのままではエネルギーに変化されないので、海苔などビタミンB群を含む食材がご飯の消化を助け、脳の働きを活発にするなど、その日の活力にするのを手伝ってくれます。
子供のおやつやお父さんの晩酌のアテにぴったりです。
海苔はカロリーが低く、全形焼海苔 1 枚(約3g)に含まれるカロリーの平均値は約 5.64Kcalと僅かです。
また、栄養素が豊富に入っているため、昨今では日本が誇るスーパーフードとして海外か らも注目を浴びています。カロリーも低く、美容やダイエットにもおすすめです。
